近代郵便制度の発足・・・・・明治4年(1871年)
2つ折はがきの発行・・・・・明治6年(1873年)
単面 はがきの発行・・・・・明治8年(1875年)
私製はがきの認可・・・・・明治33年(1900年)
近代郵便制度がスタートし、はがきが発行されるに至って、年賀状は徐々に普及のスピードを
上げていきます。
江戸時代から寺子屋が発達し〝読み・書き・そろばん″を学んできた日本人は
当時、世界的に見ても識字率が高く、年賀の文章を心得ていたと思われます。
ちなみに「読み・書き」とは「手紙を読み、また書く」ことを学ぶことを言い、江戸時代には
庭訓物(文例集)が多数出回っていました。
明治に入ると、はがきの発行に合わせて、「郵便はがき用文」(明治9年)なども出版されて
います。

単面はがきの書き方

単面はがきの書き方

二つ折はがきの書き方

二つ折はがきの書き方

二つ折はがきの書き方

明治9年の年賀状当時のルールに従っての文章

明治9年の年賀状当時のルールに従っての文章

明治12年の年賀状当時としては略式のあいさつ

明治13年の年賀状田口卯吉は明治の経済学者