明治40年代にも、子どもたち用の年賀絵はがきはありましたが、大正に入ると
爆発的に増えていきます。
お正月行事、お正月遊び、干支との関連もの、キューピーやビリケン、七福神とコラボした
はがきなど、珍しいところでは、サンタクロースと子どもの絵はがきまで登場します。
子どもたちの年賀状は学校生活や家庭のお正月をテーマにしたものが多く見られますが 男の子の年賀状は、戦争ごっこや軍人をイメージしたものも見受けられるようになります。 また、子どもたちの年賀状は干支が入ったものが少ないため、一つの絵柄が何年にも亘って 販売されていたようです。
このような事情から、子どもたちの年賀状は、干支や消印がない限り、作られた年を確定する ことは、大変困難になります。