大正4年12月23日読売新聞社掲載

泰明小学校の記事は１９１５年（大正４年）と１９１６年（大正５年）の２回にわたって
読売新聞の婦人欄（よみうり婦人附録）に掲載されています。
大正に入って子供たちの間の年賀状の交換が盛んになっていきますが、このような
小学校での郵便教育も一役かっていると思われます。
３年生から６年生まで１万通余り。１２月の２１日に受付を〆切り、２２日から
整理に取りかかったとあります。
この年賀状は元旦の式が終って一先ず教室に入った時にお祝いのお菓子と一緒に
渡されるそうです。
この記事は「どんなに待ち遠しい事でございませう。」と結んでいます。
小学生にキチッと年賀状体験をさせることは年賀文化を育てるのに
大切なことだと思われます。