年賀状は元旦に配達されるもの・・・・・今では当たり前ですが、逓信省がこの制度を導入したのは
1900年(明治33年)の年賀状からです。
読売新聞に「郵便局の妙案」として紹介されています。
逓信省が「年賀状」という言葉を使ったのはこの時が始まりです。
記事のタイトルにもありますように、この当時は(今、我々が年賀状と呼んでいるものを)年始状と呼ぶのが一般的でした。
この制度は初年度は東京のみで実施されましたが、受ける側にも
出す側にも便利な制度でしたので、順次取扱の範囲(地域)が拡大され
明治40年(1907年)の年賀状に至って全国一律に取り扱われることとなりました。
この制度はその後3回(※)の中止時期がありましたが、戦後復活し現在に至っています。
- ※
- 1 関東大震災の年
(1923年末) - 2 大正天皇崩御の年
(1927年末) - 3 太平洋戦争の期間中とその前後
(1940年末~1946年末)