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年賀状のコラム

5.(今から80年前) 昭和12年の年賀状 8億枚を突破

郵政公社当時の郵便事業総本部の資料

郵政公社当時の郵便事業総本部の資料によると、昭和初期は13年間のみ年賀郵便物数の記載がある。戦争の足音が迫り来る中、昭和3年度(昭和4年 1929年)の年賀の3,23億枚から順調に伸び続け、昭和11年度がピークとなり8,48億枚となっている。左の新聞記事は昭和11年12月31日のものであるが、8億枚を超えるであろうと報じている。この新記録の原因は3つあると書いてあって
1:軍需インフレ
2:サヨナラ一銭五厘の心理的影響
3:逓信省の努力
をあげている。3の具体的方法としては
・映画による宣伝
・標語による宣伝
・戸別取集め(戸別販売ではない)
・臨時引受所の設置(臨時販売所ではない)
となっている。
いかに売るかというよりも、いかに出しやすくするかに重点が置かれているところが面白い。
郵便料金は昭和12年4月1日より
 はがき 1銭5厘 → 2銭
 書状   3銭(15gごと) → 4銭(20gごと)
に改訂されている。

昭和11年12月31日読売新聞社掲載

昭和12年の年賀状

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