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カレンダー名入れコラム

  干支について知っておきたい豆知識

わたしたちが日常で何気なく使っている干支ですが、意味や云われについて意外に知らないものです。干支で使う十二支や陰陽五行説との関わり、十二種類の動物が持つ意味など基礎知識のほか、縁起の良い干支カレンダーもご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

干支の基礎知識

「干支(えと)」と聞くと年齢やカレンダーに使用される12種類の動物をイメージすることが多いのではないでしょうか。それは十二支と呼ばれるもので、干支は十二支のほかに10種類の十干(じっかん)を組み合わせたもののことを言います。それぞれを組み合わせると60種類あることから、六十干支(ろくじっかんし)とも呼ばれています。季節や運勢、吉凶などを表す暦注(れきちゅう)の多くは古代中国の陰陽五行説や易経から起こり、その代表となるのが干支です。

十干 十二支 干支
読み方
和暦 西暦 和暦 西暦 和暦 西暦

きのえ

コウシ 昭和59年 1984年 大正13年 1924年 元治元年 1864年

きのと

うし
イッチュウ 昭和60年 1985年 大正14年 1925年 慶応元年 1865年

ひのえ

とら
ヘイイン 昭和61年 1986年 昭和元年 1926年 慶応2年 1866年

ひのと

テイボウ 昭和62年 1987年 昭和2年 1927年 慶応3年 1867年

つちのえ

たつ
ボシン 昭和63年 1988年 昭和3年 1928年 明治元年 1868年

つちのと

キシ 平成元年 1989年 昭和4年 1929年 明治2年 1869年

かのえ

うま
コウゴ 平成2年 1990年 昭和5年 1930年 明治3年 1870年

かのと

ひつじ
シンビ 平成3年 1991年 昭和6年 1931年 明治4年 1871年

みずのえ

さる
ジンシン 平成4年 1992年 昭和7年 1932年 明治5年 1872年

みずのと

とり
キユウ 平成5年 1993年 昭和8年 1933年 明治6年 1873年

きのえ

いぬ
コウジュツ 平成6年 1994年 昭和9年 1934年 明治7年 1874年

きのと

イツガイ 平成7年 1995年 昭和10年 1935年 明治8年 1875年

ひのえ

ヘイシ 平成8年 1996年 昭和11年 1936年 明治9年 1876年

ひのと

うし
テイチュウ 平成9年 1997年 昭和12年 1937年 明治10年 1877年

つちのえ

とら
ボイン 平成10年 1998年 昭和13年 1938年 明治11年 1878年

つちのと

キボウ 平成11年 1999年 昭和14年 1939年 明治12年 1879年

かのえ

たつ
コウシン 平成12年 2000年 昭和15年 1940年 明治13年 1880年

かのと

シンシ 平成13年 2001年 昭和16年 1941年 明治14年 1881年

みずのえ

うま
ジンゴ 平成14年 2002年 昭和17年 1942年 明治15年 1882年

みずのと

ひつじ
キビ 平成15年 2003年 昭和18年 1943年 明治16年 1883年

きのえ

さる
コウシン 平成16年 2004年 昭和19年 1944年 明治17年 1884年

きのと

とり
イツユウ 平成17年 2005年 昭和20年 1945年 明治18年 1885年

ひのえ

いぬ
ヘイジュツ 平成18年 2006年 昭和21年 1946年 明治19年 1886年

ひのと

テイガイ 平成19年 2007年 昭和22年 1947年 明治20年 1887年

つちのえ

ボシ 平成20年 2008年 昭和23年 1948年 明治21年 1888年

つちのと

うし
キチュウ 平成21年 2009年 昭和24年 1949年 明治22年 1889年

かのえ

とら
コウイン 平成22年 2010年 昭和25年 1950年 明治23年 1890年

かのと

シンボウ 平成23年 2011年 昭和26年 1951年 明治24年 1891年

みずのえ

たつ
ジンシン 平成24年 2012年 昭和27年 1952年 明治25年 1892年

みずのと

キシ 平成25年 2013年 昭和28年 1953年 明治26年 1893年

きのえ

うま
コウゴ 平成26年 2014年 昭和29年 1954年 明治27年 1894年

きのと

ひつじ
イツビ 平成27年 2015年 昭和30年 1955年 明治28年 1895年

ひのえ

さる
ヘイシン 平成28年 2016年 昭和31年 1956年 明治29年 1896年

ひのと

とり
テイユウ 平成29年 2017年 昭和32年 1957年 明治30年 1897年

つちのえ

いぬ
ボジュツ 平成30年 2018年 昭和33年 1958年 明治31年 1898年

つちのと

キガイ 令和元年 2019年 昭和34年 1959年 明治32年 1899年

かのえ

コウシ 令和2年 2020年 昭和35年 1960年 明治33年 1900年

かのと

うし
シンチュウ 令和3年 2021年 昭和36年 1961年 明治34年 1901年

みずのえ

とら
ジンイン 令和4年 2022年 昭和37年 1962年 明治35年 1902年

みずのと

キボウ 令和5年 2023年 昭和38年 1963年 明治36年 1903年

きのえ

たつ
コウシン 令和6年 2024年 昭和39年 1964年 明治37年 1904年

きのと

イッシ 令和7年 2025年 昭和40年 1965年 明治38年 1905年

ひのえ

うま
ヘイゴ 令和8年 2026年 昭和41年 1966年 明治39年 1906年

ひのと

ひつじ
テイビ 令和9年 2027年 昭和42年 1967年 明治40年 1907年

つちのえ

さる
ボシン 令和10年 2028年 昭和43年 1968年 明治41年 1908年

つちのと

とり
イツユウ 令和11年 2029年 昭和44年 1969年 明治42年 1909年

かのえ

いぬ
コウジュツ 令和12年 2030年 昭和45年 1970年 明治43年 1910年

かのと

シンガイ 令和13年 2031年 昭和46年 1971年 明治44年 1911年

みずのえ

ジンシ 令和14年 2032年 昭和47年 1972年 大正元年 1912年

みずのと

うし
キチュウ 令和15年 2033年 昭和48年 1973年 大正2年 1913年

きのえ

とら
コウイン 令和16年 2034年 昭和49年 1974年 大正3年 1914年

きのと

イツボウ 令和17年 2035年 昭和50年 1975年 大正4年 1915年

ひのえ

たつ
ヘイシン 令和18年 2036年 昭和51年 1976年 大正5年 1916年

ひのと

テイシ 令和19年 2037年 昭和52年 1977年 大正6年 1917年

つちのえ

うま
ボゴ 令和20年 2038年 昭和53年 1978年 大正7年 1918年

つちのと

ひつじ
キビ 令和21年 2039年 昭和54年 1979年 大正8年 1919年

かのえ

さる
コウシン 令和22年 2040年 昭和55年 1980年 大正9年 1920年

かのと

とり
シンユウ 令和23年 2041年 昭和56年 1981年 大正10年 1921年

みずのえ

いぬ
ジンジュツ 令和24年 2042年 昭和57年 1982年 大正11年 1922年

みずのと

キガイ 令和25年 2043年 昭和58年 1983年 大正12年 1923年

十二支とは

大昔、多くの人々が農耕生活を送っていたころは、農業と季節や天候は切っても切れないつながりがあると知られていました。そこで作物を育てやすいように、一年を通しての天候の流れや季節がまわってくる日にちを計算するために暦が作られます。古代中国では肉眼で見える惑星のうち、約12年で天球を一周する木星を大切な星だと考えていました。そこから12が時間を測るために用いられるようになり、1年は12ヶ月、1日も12区分の時間で表されてきました。

また、木星の位置を示すために天球を12区分し、それぞれに名付けたものが十二支の由来とされます。わかりやすいようにねずみ(子)や牛(丑)、虎(寅)、うさぎ(卯)、龍(辰)、蛇(巳)、馬(午)、羊(未)、猿(申)、鳥(酉)、犬(戌)、猪(亥)の動物名を割り当てました。ちなみに昼12時を正午と読むのは十二支の午のことです。

十二支の順番にまつわる昔話

十二支の動物をどのように決めたのかについては、元旦の挨拶で神様のもとを訪れた順番という説が知られています。ある年末に神様が動物たちにこう言います。「元旦の挨拶に来た12番目までの動物を、毎年交代させて十二支とする」と。動物たちは12番目までに入るために計画を巡らせます。しかし猫だけは、いつ神様のもとへ行けばよいのかという大事な部分を聞き逃しました。

そこでねずみに尋ねますが、ねずみはライバルを減らすためにわざと1日遅れの日を教えます。元日にねずみを先頭に次々と動物たちが挨拶に訪れ、十二支が決まりました。猫が翌日出かけたときにはほかの動物たちも神様もおらず、猫は十二支に選ばれなかったという話です。ほかにもいろいろな説があり、十二支は人々に親しまれるように動物を割り当てたとされます。

十干とは

十干(じっかん)は古代中国の殷(いん)の時代に生まれたとされています。甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸の10個の順に、日にちを10日ごとのまとまりで数えるための呼び名で、10日を一旬としました。1ヶ月を上旬、中旬、下旬と3つに分ける呼び方は現在でも使われているのでなじみ深いでしょう。その後、万物は「陰」と「陽」の2つに分けられ、「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素でできているという陰陽五行説を十干に当てはめるようになります。日本では「陽」を「兄(え)」、「陰」を「弟(と)」に見立てました。例えば甲は木の兄で「きのえ」、乙は木の弟で「きのと」と読ませます。そのため、干支の読み方が「えと」になりました。

十二支に込められた意味

十二支に当てはめた動物の漢字には幸せを願う、さまざまな意味が込められ、その年の干支の置物を飾ると縁起が良いとも言われます。ここでは十二支の意味を解説します。

干支

子(ね)は繁殖力が強く子だくさんのねずみであることから、子宝の象徴となることが多く、「子孫繁栄」の意味が込められています。また七福神の一人である大黒天の使いと言われていることから「財力」も表し、「行動力」の意味もあります。

丑(うし)は昔から農作業や牧畜業で人々を助け、荷物を運んだり畑を耕したりする生活に欠かせない動物でした。丑は現在のような畜産動物ではなく、生活のパートナーだったのです。力強さのシンボルであり、「粘り強さ」や「誠実さ」、「堅実さ」を表します。

寅(とら)は勇猛果敢な動物トラのことです。黄色地に黒色の毛皮の模様から、虎に産まれる前は夜空に輝く星だったのではと考えられていました。「決断力」や「才知」、「才覚」の象徴で、「始まり」の意味もあり、トラは縁起の良い置物としても重宝されています。

卯(うさぎ)は大人しく穏やかで、従順かつ温厚な性質であることから、「家内安全」を表します。また、その跳躍力から「飛躍」、「向上」、「植物の成長」という意味もあり、新しいことを始めるには最適な年とされます。

辰(たつ)は空想上の生き物とされる龍・ドラゴンです。中国では王は龍の生まれ変わりと言われていたこともあり、古代から権力の象徴でした。「正義感」や「信用」を表し、東洋では生活に密接なモチーフだったことから「生の活動」という意味合いも込められています。

巳(み)は蛇のことです。蛇は脱皮をしながら成長するため、「死と再生」や「生命力」を表します。執念深いという特徴もありますが、蛇柄の財布は金運が上昇すると言われ、縁起が良いとされます。

午(うま)は馬のことで、知性的で見た目の派手さもありますが、牛と同じように生活の中で密接に人と関わってきた動物です。農耕や運搬だけでなく武士たちの戦にも使われていました。そのため「豊作」や「健康」の意味が込められています。

未(ひつじ)は群れで行動し、生活する草食動物で「家族安泰」や「平和」の意味を表します。穏やかな性格でやさしい気質を持っているため、未年は1年を穏やかに過ごせるという言い伝えもあります。

申(さる)は山の神様の使いとされる猿で、日照りや大火事を防ぐとされます。また、猿の性質から「器用」や「臨機応変」という意味もあります。日本では「厄が去る」というゲン担ぎから願掛けを行う信仰の対象です。知能が高く賢者を象徴する動物でもあります。

酉(とり)は特ににわとりを指します。「取り込む」ことにつながることから、商売繁盛の象徴とされてきました。毎年11月の酉の日には、各地で酉の市という商売繁盛のお祭りもあります。ほかにも「親切」や「世話好き」といった意味合いもあります。

戌(いぬ)は古くから人間と関わってきた動物で、勤勉で努力家という意味があります。特に主人に忠実であることから「忠義」や「忠誠心」、「安全安心」の象徴とされます。

亥(い)は猪のことです。猪肉は昔から万病に効くと考えられているため、「無病息災」の意味が込められています。また、猪突猛進という言葉があるように一途で情熱的なイメージがあり、「勇気」も表します。

十干の性質

十干にはそれぞれ特有の性質があるとされています。十二支と組み合わせて暦の表示などに使われますが、風水では十干を利用してその人の素質や性格を見たりします。十干それぞれの性質は以下の通りです。

十干 音読み 訓読み 意味
こう きのえ 木の兄
おつ きのと 木の弟
へい ひのえ 火の兄
てい ひのと 火の弟
つちのえ 土の兄
つちのと 土の弟
こう かのえ 金の兄
しん かのと 金の弟
じん みずのえ 水の兄
みずのと 水の弟

甲(きのえ)

甲は日常では音読みの「こう」ですが、干支では訓読みになり、五行の木と陰陽の兄で「きのえ」です。山の巨木や幹のある木を指し、多くの人を統率し、リーダーシップを取って物事を進める性質を意味します。飾り気がなく真面目で思慮深いため、多くの人の信頼を得られます。

乙(きのと)

乙の音読みは「おつ」ですが、干支では五行の木と陰陽の弟で「きのと」です。草花を意味し、慎ましく繊細で遠慮がちな性質ですが、大変辛抱強く、物事への執着心も強く保守的です。

丙(ひのえ)

丙の音読みは「へい」ですが、干支では五行の火と陰陽の兄で「ひのえ」です。照り輝く太陽を意味し、陽気で情熱的、明るく快活で華やかなイメージがありますが、一方で飽きやすく持久力に乏しく、成功も表面的なもので終わる可能性があります。

丁(ひのと)

丁の音読みは「ちょう」ですが、干支では五行の火と陰陽の弟で「ひのと」です。囲炉裏や焚き火の火を意味し、外見は物静かで柔和な印象ですが、内面には情熱的な炎を抱え、知性的で思慮深い性質を表します。

戊(つちのえ)

戊の音読みは「ぼ」ですが、干支では五行の土と陰陽の兄で「つちのえ」です。山の土や堤防などの乾燥した土を意味し、腰がすわって貫禄があり社交性に富む性質を表します。一方で外見が気になり、着飾ったり、自信過剰になったりしがちです。

己(つちのと)

己の音読みは「き」ですが、干支では五行の土と陰陽の弟で「つちのと」です。田園の湿った土を意味し、細やかさがあり、規律正しい性質で、経済観念にも優れています。一方で少々気が小さく、迷いやすい一面から猜疑心が強い傾向があります。

庚(かのえ)

庚の音読みは「こう」ですが、干支では五行の金と陰陽の兄で「かのえ」です。鉱物や刀剣、斧などの鋼鉄を意味し、世渡りが上手く機転が利く性質を表します。仕事の手腕がありますが、目に見えるものや成果しか信じない傾向があります。

辛(かのと)

辛の音読みは「しん」ですが、干支では五行の金と陰陽の弟で「かのと」です。珠玉や宝石、砂金を意味し、自己本位で物事にこだわる強情な性質がありますが、どんな困難があっても物事を成し遂げます。

壬(みずのえ)

壬の音読みは「じん」ですが、干支では五行の水と陰陽の兄で「みずのえ」です。大河や海洋の水を意味し、良きも悪きもすべて飲み込むような度量の大きな性質を指します。一方で人頼みで成り行き任せの傾向もみられます。

癸(みずのと)

癸の音読みは「き」ですが、干支では五行の水と陰陽の弟で「みずのと」です。雨露の水を意味し、正直で潔癖症、勤勉で奉仕精神が旺盛です。忍耐力もあり、自力で進む道を切り開いていく性質を表します。

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日常生活で使っている暦や干支には、古くから伝わる意味や願いが込められています。干支の意味を理解しておけば、新しい年に向けた意気込みも変わってくるかもしれません。来年の干支の辰は「力強さ」や「権力」の象徴で、縁起の良い神話上の動物です。縁起の良い辰をデザインした社名入れカレンダーを持参すれば、得意先にも喜ばれるでしょう。