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封筒印刷コラム

封筒の種類やサイズ、郵便料金一覧 まとめ解説

封筒にはさまざまな種類やサイズがあり、それぞれ特徴や郵便料金は異なります。本記事では封筒の種類・サイズ・郵便料金に加え、窓付きや名入れといった加工封筒の種類、さらには正しい封筒の選び方についても解説しています。ビジネスシーンでどの封筒を利用すればよいのか迷っている方は、それぞれの封筒の特徴を知り、最適なものを選択してください。

    封筒の種類やサイズ、主な郵便料金を紹介

    封筒には、縦横の長さの比率と封入口の位置とによって、大きく分けて

    • 長形封筒
    • 角形封筒
    • 洋形封筒

    の3種類があります。ここでは、各封筒の特徴と主な用途、郵送料(切手代)について解説します。

    長形封筒

    長形封筒(なががたふうとう)とは、横の長さよりも縦の長さの方が2倍程度長い封筒のことで、和封筒とも呼ばれています。A4(210×297mm)、B4(257×364mm)、B5(182×257mm)の書類(サイズはいずれも縦置きの場合)を折りたたんで送る際に便利なサイズで、さまざまなシーンで利用されています。
    ビジネスシーンでよく利用されるのは長形3号(120×235mm)と長形4号(90×205mm)です。長形3号はA4サイズを横に三つ折りして入れるとぴったりで、請求書や納品書を送るのに適しています。長形4号はB5サイズを横に三つ折りまたは四つ折りして封入できます。また、請求書や納品書は折りたたんで封入・郵送しても、ビジネスマナー上は問題ありません。
    定形郵便である長形3号および長形4号の郵送料は50グラム以内で110円です(2024年10月時点)。

    名称 サイズ(mm) 定形 / 定形外
    長形1号 142×332 定形外
    長形2号 119×277 定形外
    長形3号 120×235 定形
    長形4号 90×205 定形
    長形5号 90×185 定形
    長形8号 119×197 定形
    長形13号 105×235 定形
    長形14号 95×217 定形
    長形30号 92×235 定形
    長形40号 90×225 定形

    角形封筒

    角形封筒(かくがたふうとう)は、長型封筒に比べると横の長さが長めで、やや幅広な形状をしています。サイズによってA4やB5サイズの書類を折らずに封入でき、チラシやカタログ、雑誌、書籍などの折りたためないものを郵送する際に重宝します。
    ビジネスシーンでよく利用される角形2号(240×332mm)も、A4サイズの書類を折らずに送ることができます。角形封筒の場合、角形8号以外はすべて定形外郵便となりますが、角形2号までは規格内(長辺が340mm以内、短辺が250mm以内、厚さが30mm以内、重量が1kg以内)の料金で送ることができます。
    郵送料は50グラム以内で140円、100グラム以内で180円、最も重量がある場合の料金は1kg未満で750円です(2024年10月時点)。角形1号以上のサイズや厚さが30mmより大きいか重量が1kgを超える場合は規格内より少し料金の高い規格外となるのでご注意ください。

    名称 サイズ(mm) 定形 / 定形外
    角形0号 287×382 定形外
    角形1号 270×382 定形外
    角形2号 240×332 定形外
    角形3号 216×277 定形外
    角形4号 197×267 定形外
    角形5号 190×240 定形外
    角形6号 162×229 定形外
    角形7号 142×205 定形外
    角形8号 119×197 定形
    角形20号 229×324 定形外
    角形B3号 375×525 定形外
    角形A3号 335×490 定形外
    角形A4号 228×312 定形外

    洋形封筒

    洋形封筒(ようがたふうとう)は、長形封筒や角形封筒とは異なり、長辺に封入口があるのが特徴の封筒です。
    封入口のデザインはビジネスシーンにも利用できるカマス貼り(折り返し部分が台形)と、招待状に適したダイヤモンド貼り(折り返し部分が三角形に近い形)の2種類があります。どちらかといえばカジュアルなシーンで利用されることが多く、結婚式やイベントの招待時の封筒として使われます。結婚式の招待状を送るときによく使われるサイズは洋形1号(176×120mm)で、A5サイズを二つ折りにして封入できます。
    洋形1号は定形郵便であり、郵送料は50g以内で110円です(2024年10月時点)。

    名称 サイズ(mm) 定形 / 定形外
    洋形0号 197×136 定形外
    洋形1号 176×120 定形
    洋形2号 162×114 定形
    洋形3号 148×98 定形
    洋形4号 235×105 定形
    洋形5号 217×95 定形
    洋形6号 190×98 定形
    洋形7号 165×92 定形
    洋形8号 120×235 定形
    洋形特1号 138×198 定形外
    洋形長3号 120×235 定形
    洋形長4号 90×205 定形
    洋形東京3号 120×170 定形

    パプリの封筒のサイズについて詳しくはコチラ

    加工封筒の種類

    ここでは加工封筒を紹介します。それぞれに特徴やメリット、用途などが異なります。

      窓付き封筒

      窓付き封筒とはその名の通り、窓が付いている封筒のことです。封入する書類に郵送先を記載すれば、窓部分から表示されるため、封筒に宛先を印字したり、シールを貼り付けたりする手間がなくなり、郵送までの工数を削減できます。ダイレクトメールなどのように、書類を大量に郵送する際に適しています。A4サイズの書類を三つ折りで送る場合には長形3号の窓付き封筒で、またA4サイズを折らずに送る場合には角形20号の窓付き封筒がぴったりです。

      パプリ封筒印刷|窓付き封筒

        フルカラー印刷封筒

        フルカラー印刷封筒とは、ロゴマークやイラストなどが封筒表面にフルカラーで印刷された封筒のことです。既製品の封筒にカラー印刷する方法と、カラー印刷された紙を封筒に加工していく方法(製袋加工)とがあり、既製品の封筒を利用した方がコストを抑えられます。封筒にロゴマークを入れると、ひと目で社名がわかるため、企業のブランディングに有効です。また、目的や季節にあったイラストを印刷すると、受け取った人の印象に残るため、ほかの郵送物に紛れたりする心配がなくなります。さらに目立つ分、開封してもらえる可能性が高くなり、商機につなげることもできます。ケント紙を使ったフルカラー印刷封筒なら、さらに強く目立ちます。

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          防水封筒

          防水封筒とは、郵送中の雨や水滴、油汚れなどから封筒内の封入物を守るために防水加工が施された封筒のことです。天候や季節にかかわらず書類を安全に郵送できるため、重要書類や商品の郵送に向いています。湿気が苦手な商品も発送できるので、宅配袋としても人気があります。防水封筒には、

          • 封筒の表面または内側をラミネート加工したもの
          • 封筒が紙ではなく、ビニールやフィルムなどの素材で作られているもの
          • 撥水性の高い、特殊な紙で作られているもの
          • 米・デュポン社が開発した、耐水性のあるタイベック生地で作られているもの

          などがあります。それぞれにメリット・デメリットがあり、コストも異なります。用途に応じて選択してください。防水封筒は、防水加工されてはいますが、完全防水ではないためご注意ください。

          防水ラミネート封筒印刷

            抗菌封筒

            抗菌封筒とは、多くの人の手に触れることを考えて、表面や内側に抗菌加工を施した封筒のことです。抗菌加工が施されていることがわかるよう、マークが印字されている封筒もあり、受け取った人に安心感を与えると同時に、顧客の安全に配慮している企業であることもアピールできます。アスクルが運営している「パプリ」の抗菌ホワイト封筒にはAg⁺銀抗菌剤が配合され、銀イオンの殺菌効果があります。封筒の表面だけでなく、内側にも殺菌効果があり、学校や医療機関、飲食店の郵送物など、幅広い場面で安心して利用できます。サイズは長形3号と角形2号の2種類から選択できます。

            封筒印刷|抗菌ホワイト封筒

              名入れ封筒

              名入れ封筒とは、自社の社名や住所、電話番号などが印刷された封筒のことです。あらかじめ印刷しておくことで、住所印を押したり、差出人シールを貼ったりする手間がかかりません。印刷されていることで社名やロゴを認知してもらいやすくなり、企業のイメージアップにもつながります。アスクルが運営しているプリントサービスの「パプリ」では、封筒の名入れを行っています。さまざまなサイズの封筒に対応しており、窓付き封筒やテープのり付き封筒といった特殊仕様の封筒に名入れすることも可能です。

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                正しい封筒の選び方は?

                封筒は、用途に応じて選ぶことが大切です。ビジネスシーンで利用する場合、一般的には請求書や納品書の郵送は折りたたんで封入しても問題ないとされています。しかし、送る相手や書類によっては、折りたたまずに郵送しなければならないこともあります。折り曲げたくない書類を郵送する際は、長形封筒ではなく角形封筒を選ぶようにしてください。重要な書類やカタログ、パンフレットなどを送る場合には、大きめの角型封筒を選べば、中で折り曲がるリスクを低減できます。

                まとめ

                封筒にはさまざまなサイズや種類があり、ビジネスシーンでも用途に応じて使い分けることが重要です。封入する書類を折りたたんでもよいのか、折りたたまずに送りたいのか、郵送する書類がわずかなのか、大量にあるのか、会社のPRなどを目的に送るのか、などによってそれぞれ最適な封筒があります。