パッとプリント、すぐにお届けパプリ by ASKUL

商品点数 0
合計(税込) ¥ 0

カート

はんこ・印鑑作成コラム

法人の印鑑は必要?会社設立時に作るべきハンコの種類と用途

デジタル化などに伴って脱ハンコ文化が進む中、「法人の印鑑は不要なのでは」と、必要性に疑問を感じている方がいるかもしれません。しかし、会社設立などの重要な手続きはもちろん、日常業務に際しても法人の印鑑を扱う機会は依然として多いです。本記事は、会社設立を予定している方に向けて、法人の印鑑を製作する重要性をはじめ、最低限製作しておきたい印鑑の種類や製作のポイントなどをまとめています。

法人の印鑑とは?役割と必要性

法人の印鑑とは、企業や団体が法人登記や各種の契約などを行う際に扱う会社印の総称を指します。

現代ではデジタル化の進展により、多くの手続きがオンライン化されている状況です。例えば、2021年の法改正以降は、オンラインで会社の設立登記を行う場合は法人印鑑の登録が任意になりました。

しかし、このように脱ハンコ化が進んでいる昨今でも、企業が事業活動を行う際に、印鑑が求められる場面は依然として少なくありません。例えば、銀行口座の開設や大きな取引における契約書の締結など、法人としての信頼性や正式な意思を示す必要がある場合に押印が求められます。また、日常業務の中でも、納品書や郵便物の受領など、押印の機会は多くあります。

したがって、会社設立時には、用途に合わせた複数の印鑑を製作しておくことをおすすめします。

会社設立時に必要な法人印鑑は3種類

会社設立時に最低限の製作すべき法人印鑑として、「代表者印(会社実印)」「銀行印(丸印)」「会社印(角印)」の3種類が挙げられます。以下より、それぞれの用途や彫刻する内容、サイズを紹介します。

代表者印(会社実印)

代表者印とは、法務局に印鑑届を提出し、その法人の公式なものとして認められた印鑑です。各種の公的な手続きや不動産売買などの重要な場面で扱われます。

サイズは法務局によって、「1×1cm~3×3cmの正方形に収まる大きさ」と決められています。通常は、直径18mmまたは21mmの丸印で製作されることが一般的です。

銀行印(丸印)

銀行印は、金融機関で法人口座を開設する際や金融取引を行う際に扱う印鑑です。多くの場合、外側の円に会社名、内側の円に「銀行之印」と彫刻される二重丸のデザインが製作されます。

サイズについて厳格な規定はありませんが、代表者印と区別しやすいように、やや小さめに製作されます。

会社印(角印)

会社印は、請求書や見積書の発行時など、日常業務におけるさまざまな文書に押印する印鑑です。サイズや形状に厳格な規定はありませんが、通常は企業名のみが彫刻された、四角形の印影のものが扱われます。

基本的には、代表者印のみ印鑑登録が必要であり、銀行印や会社印の製作は義務ではありません。代表者印を銀行印や会社印に流用することも原則的には可能です。とはいえ、代表社印は契約時などに扱う重要な印鑑なので、盗難・紛失・悪用などを防ぐために、用途に応じて使い分けましょう。これは銀行印と会社印についても同様です。

会社印(角印)はこちら

併せて作ると便利な法人印鑑・ハンコとその用途

会社設立時には、上記で紹介した3種類の印鑑と併せて、実務で役立つ「会社認印・役職印」「ゴム印」の2種類を作っておくと便利です。

会社認印・役職印

まず、会社名や代表者名が彫刻された会社認印は、郵便物の受領時などの簡易的な場面で扱う印鑑です。そのため、手軽に押印できるように、朱肉不要のインク浸透印が採用されることもあります。

代表者印を認印として使うことも可能ですが、先述の通り、不正使用などのリスクを避けるために、別々に製作しておくことをおすすめします。

役職印は稟議や決裁を行う際に、誰が承認したのか責任の所在を示す印鑑です。役職印には会社名と役職名が刻印されており、その役職に就いている方が扱います。

ゴム印

ゴム印は、領収書や封筒などに会社名や住所などを記載する際に扱う、印面がゴム製の印鑑です。主に会社名・住所・電話番号・代表者名などが彫刻されます。

日常業務において、こうした詳細な会社情報をその都度記載するのは非効率なので、ゴム印は実務上の負担軽減に効果的です。インク浸透型を選ぶと、さらに利便性が高まります。

どう作ればいい?知っておくべき法人印鑑のルール

法人印鑑の製作に関するルールは、印鑑登録が必要な代表者印のサイズのみです。それ以外に関しては、特に厳格なルールはありませんが、以下より、「サイズ」「書体」「素材」の3つのポイントから、目安となる慣習を紹介します。

サイズ

代表者印に関しては、法人印鑑登録時のルールとして、商業登記規則第九条により「印鑑の大きさは、辺の長さが一センチメートルの正方形に収まるもの又は辺の長さが三センチメートルの正方形に収まらないものであつてはならない。」と決められています。この条件を満たすために、通常は直径18mmまたは21mmの丸印が選ばれる傾向があります。

銀行印や会社印に関しては、特に規定はないものの、銀行印は代表者印よりやや小さい16.5mm程度、会社印は代表社印よりやや大きい24mm程度を選ぶことが多いです。

代表者印・法人銀行印・役職印(文字数や行数は目安)

会社印(文字数や行数は目安)

書体

法人印鑑の書体には、偽造を防ぐために「篆書体」「吉相体」など、比較的可読性が低いものを選ぶことが推奨されます。特に代表者印や銀行印は、その重要性を鑑みて、篆書体や吉相体が選ばれることが多いです。

その一方で、日常業務で扱われる会社印に関しては、上記よりも可読性が高い「古印体」が多く見受けられます。

素材

法人印鑑の素材にはさまざまな種類がありますが、長年扱えるように、耐久性が高いものを選ぶことが重要です。また、種類に応じて価格や印影の美しさも変わるので、これらの点も考慮することが求められます。法人印鑑において、特に採用される代表的な素材は以下の通りです。

柘(つげ)

天然の木材で作られているため、自然な温もりと美しさがあります。価格の安さが魅力ですが、水濡れや強い衝撃に弱い点に要注意です。

スピード印鑑 代表社印 柘18mm
高級印鑑 会社印 薩摩本柘21角

オノオレカンバ

名前の通り、「切ろうとすると斧の方が折れる」と言われるほどの硬度を持ち、非常に耐久性の高い素材です。価格も比較的安い上、商売繁盛の縁起物としても人気があります。

オノオレカンバ
オノオレカンバ会社印

黒水牛

水牛の角を加工した素材で、耐久性の高さと美しい仕上がりが特徴です。適度な硬さと粘りがあり、長期間の使用に適しています。柘やオノオレカンバよりは高級ですが、後述のチタンよりは手頃な価格です。

高級印鑑 代表社印 16.5mm
スピード印鑑 会社印 黒水牛21角

チタン

強固さや耐食性に優れている金属として有名な高級素材です。価格は高めですが、耐久性と高級感を兼ね備えた選択肢としておすすめできます。

チタン 代表者印 16.5mm天丸
スピード印鑑 会社印 ブラストチタン21角

法人印鑑を作るなら、お得な「3点セット」がおすすめ

今後、会社設立を考えているなら、まずは「代表者印・銀行印・会社印」の法人印鑑3点セットの製作がおすすめです。

パプリでは、これらの印鑑をまとめて「法人実印セット」として提供しており、「スピード印鑑セット」と「高級印鑑セット」のどちらかを選べます。このサービスは印鑑を一度にそろえられる上、セット割引の適用によって、コストを大きく抑えられます。

高品質印鑑を即納品!「スピード印鑑セット」

スピード印鑑セットは、午後1時までの注文により、最短翌日にお届けできるスピーディーな対応が可能なサービスです。品質に妥協は一切なく、仕上がりに不満がある場合は返品も受け付けています。

柘や黒水牛、ブラストチタンなど、多様な素材から選べるので、予算や好みに応じて選択できます。1万円台から8万円台まで、幅広い予算に対応している点も特長です。

品質重視!一級彫刻士の手仕上げ「高級印鑑セット」

高級印鑑セットは、一級彫刻士が手仕上げで製作する、高品質・高級感が特長のサービスです。

薩摩本柘・オノオレカンバ・黒水牛の中から素材を選べる上、午後1時までの注文で最短3営業日後にお届けできます。薩摩本柘やオノオレカンバが4万円台、水牛製が9万円台と、スピード印鑑セットに比べると高価ですが、品質を最優先する方におすすめです。

なお、スピード印鑑セットと高級印鑑セットの両方に、専用ケースが付属しています。

まとめ

近い将来、会社を設立する方にとって、代表者印・銀行印・会社印の法人印鑑は必須のアイテムです。また、会社認印や役職印、ゴム印なども追加してそろえることで、不正使用の防止や業務効率化が叶います。法人印鑑の調達は、パプリが提供する法人実印セットの「スピード印鑑セット」あるいは「高級印鑑セット」を利用してみてください。