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カート

折パンフレット印刷コラム

観音折りとは?主な折り加工とデザインのポイント

会社案内やダイレクトメールなどの印刷物を制作するにあたっては、観音折りの加工を施すことで持ち運びに便利なコンパクトサイズにすることが可能です。この記事では観音折りについて、メリットやデザインする際に気を付けるべきポイント、観音折りに似た折り加工の紹介など、詳しく解説しています。リーフレットを制作する際の参考にしてください。

観音折りとは

観音折りとは、印刷物の両端を内側に折り、さらに真ん中を折って4等分にする折り方のことです。左右の端を軸にして扉を開くような動作で中央から開く「観音開き」ができることから、観音折りと呼ばれるようになりました。外側からは中身を確認できない構造になっているため、中に何が記載されているのかが楽しみになるような商品案内やクーポンなどの情報を掲載したパンフレットなどに利用されています。また、通常の判型よりも横長で大きくサイズ展開ができるため、ビジュアルをメインとした広告などにも用いられます。

観音折りの3つのメリット

観音折りを利用することでさまざまなメリットが得られます。ここでは、「読み手にインパクトが与えられる」「興味を引きつけられる」「大きい紙をコンパクトに配布できる」という3点の利点を紹介します。

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インパクトを与えられる

観音開きによって、通常2ページの構成を6ページ構成へと拡大できます。最初に2ページの情報を見せたあと、さらに中にある4ページの情報へと誘導できるため、ストーリー性を持たせられます。また、開いた状態での4ページ横長レイアウトでは、インパクトのあるデザインが展開できるため、読み手に強い印象を残すことが可能です。そのため、ビジュアルをメインとした広告や商品紹介リーフレットなど、読み手に強く訴求したい印刷物に適しています。

興味をひける

観音折りを採用することで、デザインに遊び心を持たせられるメリットがあります。観音開きの特長を生かして、外から中へとつながりを持たせた演出を施すことが可能です。例えば、企業が目指すスタイルやグループ各社について、クイズの問題といった情報を閉じた状態の2ページ分に盛り込みます。開いた状態の4ページ分には、実際に提供しているサービス・事業に関する事柄や、クイズへの回答などを掲載します。内容を確認せずにはいられなくなるような構成にすることで、読み手の興味をひく構成にすることが可能です。このようにストーリー性や遊び心を持たせた演出ができるため、会社案内や子ども向けの印刷物に適しています。

コンパクトにまとめられる

観音折りはコンパクトにまとめられるという点もメリットです。伝えたい情報量が多いほど必然的に書類のサイズが大きくなるため、設置や持ち運び、保管などの面で不便があります。観音折りは両端を内側に折りたたむため、気軽に手に取ってもらえるサイズに仕上げることが可能です。用紙サイズによっては横長に展開した印刷物でも片手で持てるサイズにまで縮小されるため、持ち歩きに適した用途に活用できます。例えば、観光案内所で配布する周遊マップや、就職説明会で配布する自社紹介のリーフレットなどの用途が想定されます。

観音折りのデザインのポイント

観音折りの印刷物を作成する際、外側に折り込む部分は短く仕上げることが必須です。折った部分が重ならないように、2ミリから3ミリほど短くしておくことでスムーズに折り込めます。両端から折り込む部分と重なる部分の幅が同じ長さである場合、用紙の厚さによっては折り込めない可能性があります。
デザインする際は、閉じた状態と開いた状態の連動性を意識しながら、表面と中面の制作を進めましょう。また、開いた状態のワイドな紙面を生かしたインパクトのあるデザインを展開することで、観音折りの利点を十分に活用してください。

折り加工の種類を紹介

折り加工の種類は観音折りだけではありません。他にも用途に応じてさまざまな折り方が存在します。ここからは、二つ折り・巻き三つ折り・Z折の3種類を紹介します。どのような折り加工で仕上げるか決めかねている場合は、以下の折加工の特長を踏まえて検討してください。

二つ折り

二つ折りは、長辺を1回折るだけのシンプルな加工です。情報量の多い印刷物に適しています。加工方法は、横長の用紙を中心で折り込むだけです。簡易的な4ページの冊子となるため、無加工の印刷物よりも多くの情報を盛り込めます。折り込む回数が少ない分、中面では画像などを横に大きく掲載できるメリットがあります。
複雑な折り加工よりも安価に仕上げられるため、チラシやリーフレットの制作費用を削減できます。風景や商品、外観などの画像を掲載するための印刷物を気軽に制作できるため、簡易的な会社案内や新商品案内リーフレットに向いています。また、見開きの冊子となる特長から、招待状やレストランのメニュー表などにも活用することが可能です。

巻き三つ折り

巻き三つ折りは、横向きの印刷物を三等分に折る加工のことです。別名「片観音折り」とも呼ばれています。表面3ページ、裏面3ページの計6ページを作ることが可能です。折りたたんだ状態では表紙と裏表紙、一度開くと中面2ページ、さらに開くと横長3ページ分と展開していくため、多くの情報を盛り込んだストーリー性のある冊子を手軽に作成できます。内側に折り込む面を2ミリから3ミリほど幅を狭くして制作することで、用紙の厚みで折り込めなくなる心配がありません。
縦長のコンパクトなサイズでカバンやポケットに入りやすいため、窓口やレジなど不特定多数の人の目に留まる場所に設置される商品案内やフロアガイドなどの用途で多く用いられています。また、A4用紙を巻き三つ折りに加工すると長形3号(長3)封筒に収まるサイズとなるため、ダイレクトメールにも適しています。

Z折り

Z折りは、横向きの印刷物の両端から谷折り・山折りの順に3等分でZ字型に折る加工方法です。折り込む形状ではないためすぐに開けられる特長を持ちます。そのため、主に1枚のチラシをコンパクトに折りたたむ用途に用いられます。
また、重なった部分に圧着加工を施すことで、中身が見られる心配がありません。この加工は主に中面に契約情報やクーポンなどの重要な情報を記載したはがきに用いられています。中面の内容を第三者に知られたくない場合や、中面の内容を楽しみにしてもらいたいケースに適しています。

観音折りの加工印刷なら「パプリ」がおすすめ

アスクルが運営するネット印刷サービス「パプリ」では、観音折りの加工印刷に対応しています。A4・A5・A6・B5・B6サイズの用紙での折り加工が可能です。観音折りの加工印刷で仕上げた印刷物は、最短3営業日後でのお届けに対応しています。その他、料金に応じて5・7・9営業日後でのお届けにも対応可能です。用紙の種類は光沢感のあるコート紙、つや消しをしたマットコート紙、コピー用紙と同じ質感の上質紙から選択できます。紙の厚さは、チラシやリーフレットに適した90kg、カタログに適した110kg、パンフレットに適した135kgの3タイプを用意しています。また、観音折りだけでなく二つ折りや巻き三つ折り、Z折りなどの折り加工も選べるため、用途に適した加工を選んでください。

折パンフレット印刷|アスクルパプリ

まとめ

紙の両側を内側に折り込んだ観音折りは、読み手にインパクトを与えて興味をひける折り加工です。横長に広く情報が掲載できるため、商品案内や広告など幅広く採用されています。制作する際は両端を短く設定し、開封に支障がないように配慮することが重要です。観音折りの印刷物を制作する際は、加工に対応できる専門業者に依頼しましょう。