この頃は、版画の年賀状が流行っていた時期のようです。
版画で年賀状を作るための本が出版されていましたし、新聞上で版画教室なども開かれていました。
ここにご紹介する市販の木版年賀状はそれぞれタトゥ入りで販売されていました。
3枚入りが一般的でしたが、十数枚入りのセットもあったようです。
この同じ年の趣味人による年賀状の交換会の絵柄と比較をしてみますとその大胆さが違っています。
交換会の葉書は、あいさつ文も入って完成していますが、市販の絵葉書は、差し出す人があいさつや名前などを
書き込むためにそれなりのスペースが用意されています。