
店舗やブランドの印象を左右するツールのひとつが「ショッパー」です。単なる買い物袋の役割だけでなく、広告や販促、ブランディングの面でも効果を発揮します。
本記事では、ショッパーの基本的な役割や紙袋・レジ袋との違いに加え、広告効果を高める活用法や素材選びのポイントを詳しく解説し、自店に合ったショッパーを選ぶためのヒントをお届けします。
ショッパーとは、店舗で商品を購入した際に渡される袋のことです。アパレルショップや雑貨店、ライフスタイル系の店舗などで使われ、素材は紙やプラスチック、布などさまざまです。シンプルなものから、ロゴやオリジナルデザインが施されたものまで幅広く展開されています。
特に流行に敏感な業界では、ショッパーが店舗やブランドの印象を左右することもあり、デザイン性や世界観の表現にこだわって作られることが多くなっています。
ショッパーと紙袋・レジ袋は、いずれも商品を持ち帰るための袋ですが、目的や活用のされ方に違いがあります。
レジ袋や一般的な紙袋は、基本的に使い捨てを前提としており、実用性やコスト面が重視されています。一方、ショッパーは再利用を想定されていることが多く、素材の耐久性や見た目に工夫が施されているのが特徴です。
そのため、街中で持ち歩かれることで自然とロゴやデザインが人目に触れ、広告効果やブランディングの役割を果たします。実用性だけでなく、販促効果のあるツールとして活用されている点が大きな違いです。
ショッパーに使われる袋は、目的や店舗のイメージに合わせて素材や形状が選ばれます。多くの店舗で採用されている代表的な素材は、以下の3種類です。
紙袋タイプのショッパーは、上品で洗練された印象を与えることができ、ブランドイメージの訴求に適しています。印刷や加工の自由度が高く、ロゴや店舗名の印字、持ち手にリボンや紐を使った演出などにより、世界観を表現しやすいのが特徴です。アパレルやコスメ、ギフト関連など、デザイン性や高級感を重視する業種で多く採用されています。
コスト面では比較的導入しやすく、サイズや形状の選択肢も多いため、取り扱う商品の大きさや重さに応じて柔軟に設計できます。一方で、水濡れに弱いため、雨天時の屋外配布や長時間の持ち運びが想定されるシーンには適していません。そうした場合は、撥水加工を施す、もしくは別素材のショッパーを併用するなどの検討が必要です。
ポリ袋・ナイロン袋・ビニール袋を使ったショッパーは、コストを抑えて大量配布したいケースに適しています。シンプルで軽量な小判抜き袋や平袋などが主流で、主に軽量の商品向けに使用されます。小判抜き袋は、楕円形の持ち手部分に補強加工を施すことで、ある程度の重量にも対応可能です。
ポリ素材はコストと実用性のバランスが良く、ノベルティや販促キャンペーンなど、短期的な配布用途に向いています。一方、ナイロン素材は耐久性が高く、繰り返しの使用にも耐えるため、アパレルやセレクトショップなどでの店頭配布にも活用されています。
比較的安価で導入しやすい一方で、高級感やブランドイメージの訴求には不向きな場合もあります。配布目的やターゲット層に応じて、他素材との併用やデザインの工夫を検討すると効果的です。
環境配慮の意識が高まる中、繰り返し使える布製ショッパー(エコバッグ)を導入する企業が増えています。素材には綿・麻・ポリエステルなどがあり、トートバッグ型が主流です。手提げ・肩掛けのどちらにも対応しやすく、日常使いにも適しています。
実用性が高く、ロゴやデザインを入れることで長期的な広告効果も見込めます。そのため、ブランドのイメージ訴求や、SDGsへの取り組みを伝える手段としても有効です。一方で、製造コストは紙袋やポリ袋に比べて高くなるため、有料販売やキャンペーン限定での配布に適しています。
ショッパーは、商品を包むだけでなく、持ち歩かれることでブランドの存在を広く伝える「移動する広告」としても機能します。お客様が手にした後も再利用したくなる工夫を施すことで、接触機会が増え、マーケティング効果をより高めることが可能です。
ここでは、ショッパーを販促ツールとして効果的に活用するための3つのポイントをご紹介します。
ショッパーを再利用してもらうためには、日常使いしやすく、持ち歩きたくなるようなデザインであることが重要です。シンプルで洗練された配色やフォント、流行を取り入れたデザインなど、幅広い層に受け入れられる工夫が効果的です。実用性とデザイン性を両立させることで、自然と露出機会が増え、ブランドの認知向上にもつながります。
ブランドの存在を印象づけるためには、ショッパーにロゴや店名を明確に表示することが欠かせません。街中や交通機関などでふと目に入ったときにも認識されるよう、視認性の高いサイズや配置を意識しましょう。
ロゴの大きさ・位置・余白、フォントや配色の工夫によって、視覚的な伝わりやすさとブランドの世界観を両立させることができます。
ショッパーの素材は、見た目や手触りだけでなく、ブランドの印象形成にも直結する重要な要素です。店舗の雰囲気や伝えたいメッセージに合った素材を選ぶことで、ブランドの世界観をより効果的に伝えられます。
たとえば、高級感や丁寧な接客を重視するブランドであれば厚手の紙袋、親しみやすさやカジュアルさを打ち出したい場合はナイロン袋やエコバッグが適しています。また、再生紙やバイオマス素材など環境に配慮した素材を採用すれば、サステナビリティへの姿勢を示す手段にもなります。素材の選定は、コストや用途だけでなく、企業としての価値観をどう表現したいかという視点も踏まえて検討することが重要です。
ショッパーに使われる素材にはいくつかの定番がありますが、それぞれに適した用途や印象があります。ここでは、代表的な紙袋とエコバッグについて、具体的な素材の違いや選定時のポイントを解説します。
紙袋タイプのショッパーは、使用する紙の種類によって見た目の印象が大きく変わります。特によく使われるのが「クラフト紙」と「コート紙」です。
クラフト紙は、ナチュラルな風合いと高い耐久性が特徴です。特に未晒(みざらし)クラフトは茶色がかった素朴な色合いで、自然派や環境配慮を意識したブランドと相性が良い素材です。雑貨店やオーガニック系のショップで多く採用されています。
晒クラフトは白色で印刷が映えやすく、清潔感を演出したい場合に適しています。
コート紙は、表面に光沢加工が施されており、つるっとした質感があります。カラー印刷の発色が良く、細かいデザインも再現しやすいため、高級感を出したいブランドに向いています。アパレルやコスメなど、洗練された印象を重視する業種で広く使われています。
エコバッグとして使われるショッパーには、主に「テント生地(ポリエステル)」「コットン」「不織布」の3種類があり、それぞれに適した用途があります。
テント生地は、ポリエステル素材であるため耐水性あり乾きやすく、厚手のタイプなら型崩れもしにくいため、繰り返し使用される実用性重視のエコバッグに適しています。長期的に使ってもらいたい場合におすすめです。
コットン素材は、肌ざわりがよくナチュラルな印象で、軽くて持ち運びやすいのが特徴です。シンプルなロゴデザインと相性が良く、カフェや雑貨店など親しみやすさを重視するブランドに向いています。コストを抑えながらも質感にこだわりたい場合に適しています。
不織布は軽量で製造コストが低いため、ノベルティやキャンペーンでの大量配布に適しています。ただし耐久性はやや劣るため、長期間の使用や重い荷物を想定する用途には不向きです。
ショッパーは、商品の包装にとどまらず、ブランドの魅力を伝えるプロモーションツールとしても活用できます。素材やデザインにこだわることで、より高いマーケティング効果が期待できるでしょう。
アスクルの「パプリ」では、店舗やブランドのイメージに合わせたオリジナルショッパーを手軽にオーダーできます。用途や目的に合った一枚を、ぜひ検討してみてください。