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名札作成コラム

会社で名札をつける意味は? 名札の素材や種類を紹介

会社員にとって、名札は当たり前に利用されているアイテムであり、意識にのぼることもないかもしれません。しかし、名札を身につけることで気持ちの変化が生まれ、仕事へプラスに働くこともありますし、セキュリティ面から重要度の高いアイテムとなることもあります。この記事では、名札をつける意義や効果を始め、歴史や使われ方、素材など、名札に関する情報を紹介します。

会社で名札をつける意味

名札には、単に名前を示すだけではなく、さまざまな役割があります。ここでは名札をつける意味について解説します。

コミュニケーションのため

名札の役割のひとつとして、身につけている人の名前を他者に伝えることが挙げられます。小さな組織なら名札をつけなくても誰が誰だかわかるでしょう。しかし、会社が大きな組織になってくるとそうはいきません。接したことがなくて知らない人、顔を知ってはいるものの名前が出てこない人などが出てきます。そうなると話しかけるのも気後れしてしまいがちです。とはいえ、他部署とのやり取りが発生するときに、すべての人の名前を知っておくことは困難です。

名札を見ることで名前がわかれば、相手の名前をしっかり認識して呼びかけられます。名前を呼ばれると親しみを感じやすいため、人間関係にもプラスに働くでしょう。名前の呼び間違いで相手を不快にさせることも避けられます。

このように、シンプルな名札であっても、それをつけていることでコミュニケーションに大いに役立ちます。社内のコミュニケーションがしっかりとれているかどうかは業務の進め方にも関わるため、非常に重要です。

責任感を持つため

名札を身につけることで、気持ちが仕事モードに切り替わる方も少なくありません。自分の名前と社名や役職が入った名札は、個人としての自分ではなく、会社の一員としての自分を意識させてくれるアイテムでもあります。会社を背負って仕事をしていることを自分自身や見た人に伝え、大きな責任感を意識させてくれるアイテムというわけです。会社によっては名札が社員証と兼用の形となっていることもあり、会社への帰属意識がより強まります。

特に接客業では、名札が重要になる場面も多くあります。スタッフは、名札によって自分の名前が顧客に示されるため、責任感を持った仕事をしなければなりません。顧客の側からしても、スタッフの身元がはっきりしていると伝わるので、安心感や信頼感が生じることでしょう。名前を知ることでスタッフへの親しみの感情が生まれ、それが接客の場面でプラスに働くこともあり得ます。たとえば、名前を知っているスタッフのほうが話しかけやすいと思った経験がある方もいるのではないでしょうか。

また、同様に病院などでも、自分のケアをするスタッフが名前を持つ一人の人間であると意識することで、患者の安心感に結び付きます。

会社の雰囲気づくり

働く場所の雰囲気は仕事をするうえで重要です。社員の士気に影響することはもちろんですが、見せたい雰囲気を作り出すことで顧客へのアピールにつなげられる可能性もあります。

会社のロゴなどを名札に配置すれば、会社のアピールにもなります。会社のイメージを視覚的に表現したロゴであれば、目につきやすい名札につけておくことで効果を発揮するでしょう。

また、名前の書体などでもイメージは大きく変わります。信頼感を大切にしたければ直線的な印象のフォントを、居酒屋などで温かい雰囲気を演出したければ手書きのフォントや丸みを帯びたフォントを、などと使い分けることで、狙い通りの雰囲気を作り出すことができます。名札は目立つため、大きなインパクトを与えることも可能です。

フォントのほか、素材感などでも違いを演出できます。高級感を出したければ金属を使った名札にしてみると、その輝きなどもプラスされて高級感が出てきます。

毎日使う当たり前のアイテムだからこそ、会社や職場のイメージを考えて、それに相応しいものに仕上げていくことが重要です。名札の選び方ひとつ取っても、会社の雰囲気づくりにつながっていくことを意識しなければなりません。

名札の歴史

「名札」として発生したのがいつからなのかは定かではありません。ただ、古代から自分の名前などを記したものはあったとされています。

戦国時代には、名札が身につける形のものとなりました。戦が始まると、どこで亡くなるかわかりません。命を失った際に、自分が亡くなったことを伝えていくすべとして、身元がわかるようなものを身につける必要がありました。もっとも、現在イメージする名札の形ばかりではなく、いれずみで身元がわかるようにしたケースもあったようです。

明らかに名札として利用されるようになったのも、戦争がきっかけです。第二次世界大戦で戦った兵士が、名前を書いた札を身につけ、それが名札として広がりました。その結果、戦後に学校などで子供たちが名札を身につけるようになります。同じ制服、同じ年ごろの子供たちが集団生活をするにあたって必要なものであったのでしょう。その後、一般的なものとして会社でも利用されるようになったという経緯です。

現在の名札の使われ方

近年、会社で名札が使われる場合には、単に会社名や名前を示すだけではなく、別の役割も持たせるようになってきています。例として挙げられるのが、セキュリティ機能を有する名札です。技術の進歩によって、名札のような小さなものにも多くの情報を入れられるようになりました。そこで、IDカードとして使われる名札や、建物へ入る場合の入館証の代わり、あるいは部署の扉などを開けるための鍵として使える機能を備えた名札などが登場しています。

他方で大きめの名札も増えており、多くの情報を入れて役立てるケースが見られます。接客スタッフが顧客へのメッセージを名札に掲載したり、セール情報のマークなどを入れたりして、仕事に役立てるケースもあります。さらには、レジ業務などで初心者マークを入れて、業務に慣れていないために処理スピードが遅いことを示し、急ぐ方には避けてもらうなどの形で役立てることも珍しくありません。

学校でも名札は活躍しています。名前のほかに学年によって色を変えたり、血液型など緊急時に必要な情報も入れたりするといった工夫をしている事例もあります。ただ、最近は不特定多数に名前を知られることのリスクなども踏まえて、学内では身につけ、登下校中は外すなどの対策をとっている学校も多いようです。

名札の主な種類

名札には形の違いによっていくつかの種類に分けられます。それぞれの形にどのようなメリットがあるのかをチェックして、適した形を選びましょう。

ストラップ

ストラップで首などから下げる形の名札で、オフィスなどでよく用いられます。ストラップ部分の先にカードが入る形のケースがついていて、そこに名前などが入ったカードを入れることで名札として利用できます。IDカードを兼ねている場合、また管理するカードがいくつかある場合に一緒に入れて利用しやすく便利です。

首からさげられるため、紛失などのリスクが少ないというメリットがある反面、ケースが大きくなりやすいことから、動く際に邪魔になってしまう場合もあります。

タッグ

タッグタイプの名札は、胸ポケットにクリップタイプのパーツを付けて、名札を下げる形です。取り外しがしやすく扱いやすい点が大きなメリットですが、取り外しやすさが取れやすさにつながり、紛失のリスクを生じさせる面もあります。クリップパーツだけではなく、ストラップなどと共に使うことも可能です。

両用ピン

安全ピンとクリップの両方が付いているタイプの名札が両用ピンタイプです。胸にポケットがない服の場合、クリップタイプはつけられませんが、安全ピンならつけられます。カジュアルな服装での勤務が多い職場などでは、服装を問わずつけやすくて便利です。また、一日のうちに着替える機会が多い仕事の場合や、スーツのジャケットを頻繁に着脱する場合にも、容易につけ外しができるため重宝します。

ほかには、回転してクリップの角度を調整でき、胸ポケットだけではなくいろいろな場所につけられるようにした名札もあります。

マグネット

安全ピンやクリップは、使っているうちに布を傷めてしまうこともあります。それを防げるのがマグネットタイプの名札です。マグネットで挟む形でつけるため、つけたいところにつけられて布地を傷めない点、傾かずに名札をつけられる点がメリットです。名札が重いと外れやすいことから、小ぶりなデザインのものが多く見られます。

なお、磁気を使ってつけるので、ペースメーカーなどを利用している方は装着に注意を要する場合があります。

名札の主な素材

名札の見た目や印象は、形だけではなく素材にも左右されます。名札に使われることが多い素材それぞれの特徴を見てみましょう。

アクリル

アクリルはさまざまな形に加工しやすく、名札としてもよく利用されます。厚みやレーザー彫刻によって凹凸が出せるほか、加工や塗装で金属のように見せることもでき、高級感が出やすい素材です。厚みや大きさによっては重さが出て外れやすくなるため注意が必要です。

金属

金属は光沢や輝きがあり、高級感を感じさせる点が大きなメリットです。アクセサリー感覚で使うこともできます。カラーネオアルミタイプ、ネオアルミタイプ、エッチングタイプなどがあり、印刷やレーザー照射など加工の仕方がそれぞれ異なります。

ポリプロピレン

ポリプロピレンは単価が安いため、数をそろえる必要のある大きな会社の名札としても使いやすい素材です。ストラップ型で使われることが多く、カードが入るタイプの名札として活用できます。

個性的なスタイルの名札として挙げられるのが、木製のものです。自然の素材で、見た目に温かさを感じさせてくれるので、飲食店や教育関係施設などでの使用に馴染みます。材料には間伐材などを利用しているものもあり、それをアピールすることで環境への配慮を示せます。

まとめ

名札には大きな役割と豊富な種類があります。小さなアイテムではありますが、仕事に及ぼす影響は無視できません。こちらのサイトでは自社に合った名札づくりができます。ぜひご検討ください。