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折パンフレット印刷コラム

パンフレットとリーフレットの違いは?特徴と効果的な用途

パンフレット、リーフレット、チラシ、カタログなど、企業が情報発信のために活用できる印刷物は数多くあります。それぞれの特性と適切な使用方法を理解することは、効果的な広報活動などを実現する上で不可欠です。本記事では、特にパンフレットとリーフレットに焦点を当てて、それぞれの定義や用途、違いなどについて解説します。また、両者がチラシやカタログとはどのような点が違うのかも簡単に紹介します。印刷物を使った広報活動をする際の基礎知識として、ぜひ参考にしてください。

パンフレットの定義と用途

パンフレットは多くの情報を体系的に整理して提供したい場合に適している印刷物です。以下では、その定義と適した用途を解説します。

パンフレットの定義

パンフレットとは複数枚の紙を折り重ね、針金などで簡易的に中綴じ製本された小冊子のことです。国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)によって定められた国際基準において、小冊子とは「5ページ以上48ページ以下(表紙を除く。)の印刷された非定期刊行物」と定義されており、49ページ以上の場合は、「図書(本)」になります。

引用元:文部科学省「図書及び定期刊行物の出版についての統計の国際化な標準化に関する勧告(仮訳)」 https://www.mext.go.jp/unesco/009/1387084.htm

つまりパンフレットは、一般的に8ページ以上で構成されることが多いため、「8ページ以上48ページ以下の小冊子」ということになります。

パンフレットの効果的な用途

多くの情報を載せられるというパンフレットの特性をいかすには、「読者にじっくりと読んでほしい情報」を伝える場合に使うのがおすすめです。具体的には、会社案内や商品説明などが挙げられます。パンフレットの豊富なページ数は、デザイン表現やレイアウトの自由度を大きく上げるため、多くの情報を体系的に伝えるのに最適です。

たとえば、企業案内にパンフレットを用いれば、「代表あいさつ」「会社概要」「企業のビジョンやミッション」「事業の詳細」「沿革」といった項目をページごとに区分けして丁寧かつ網羅的に伝えられます。そして、このような企業案内のパンフレットであれば、会社説明会などで就職活動を行っている人に配布して、家に持って帰ってから読んでもらうといった活用が可能です。また、イベントや展示会で配布する、DMに同封する、対面営業の際に手渡すなど営業ツールとしても使えます。

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リーフレットの定義と用途

リーフレットは、パンフレットよりもコンパクトに、しかしチラシよりは豊富な情報を伝えたい場合に適した印刷物です。以下では、その定義と用途を解説します。

リーフレットの定義

リーフレットとは、1枚の紙を折り畳んでページ分けした印刷物です。たとえば、遊園地や動物園の園内マップ、あるいは美術館の館内案内などの形でリーフレットを手に取った経験のある方は多いのではないでしょうか。

リーフレットは多くの場合、1枚の紙を二つ折りか三つ折りして作るので、ページ数は両面あわせて4ページ~6ページになります。そのため、パンフレットに比べてコンパクトで携帯しやすいです。また、1枚の紙でページ分けができるのでページごとに掲載するテーマを整理し、見やすくメリハリのある仕方で情報を伝えられます。ただし、ページごとのスペースは限られているため、どの情報を、どのようなレイアウトで伝えるか熟考することが非常に大切です。

リーフレットの効果的な用途

リーフレットも、パンフレットと同じく、会社案内や製品・サービスの説明などに活用されることが多いです。それゆえ、リーフレットはパンフレットの縮小版として扱われることもあり、「折込パンフレット」や「折パンフレット」、「ミニパンフレット」と呼ばれることもあります。
ただし、リーフレットはページ数があっても情報を1枚の紙に収める必要があるため、そこに載せる情報は必然的に限られます。そのため、パンフレットに比べるとリーフレットでは、「特定のテーマに絞って、さっと目を通せるように情報を伝えたい場合」に使うのがおすすめです。たとえば、イベント案内やニュースレターなどに適しています。

また、先述の通り、パンフレットに比べてリーフレットはサイズ的にもコンパクトなので、「持ち運びがしやすい」「手渡しをしやすい」ことも特長です。したがって、施設案内などのために特定の場所へ設置する以外にも、製品・サービスの宣伝やイベントの告知などのために街頭や店舗で配布したり、郵便物へ同封したりすることにも適しています。

パンフレットとリーフレットの違い

パンフレットとリーフレットは、ページ分けがされている印刷物という点で共通しており、その用途や紙質なども似通っていることが多いので混同されがちです。そこで以下では、ここまで紹介してきたことを踏まえて、両者の違いを改めて整理します。

枚数

パンフレットは、一般的に複数枚の紙を用いて作られます。ページ数で言えば、「4ページ×枚数」で構成される形です。

これに対してリーフレットは、一枚の紙を折り畳んで作ります。パンフレットのように、複数枚の紙を綴じることはありません。その結果、パンフレットに比べてリーフレットはかさばりにくく、携帯性に優れています。

両者のこの違いは、製作コストの違いにも関係します。基本的に印刷物のコストはページ数に比例して高くなるので、リーフレットよりパンフレットの方が1部当たりのコストは高くなりがちです。これらの違いから、低コストで大量印刷したい場合や、施設案内のように携帯して使用することが想定されているような場合には、リーフレットの方が適しています。

情報量

情報量の違いも、パンフレットとリーフレットの重要な違いのひとつです。パンフレットは、複数枚の紙を使ってページ数を増やしていけるので、詳細な情報を豊富に提供できます。企業の年次報告、複数の製品・サービスの詳細説明など、多くの情報を伝えるのに適しています。

一方、リーフレットは、1枚の紙に情報を集約する必要があるので、伝えるべき情報を厳選しなければいけません。情報を伝えたいあまり文字を小さくしたり、文字量を増やしたりすると読みづらいリーフレットになってしまうため、シンプルに分かりやすいメッセージやレイアウトにすることが求められます。そのため、パンフレットとリーフレットのどちらか選ぶ際は、伝えたい情報量に応じて決めるとよいでしょう。

その他の印刷物との違い

パンフレットとリーフレット以外にも、広報活動や情報伝達のために利用される印刷物は多数あります。ここではその中でもチラシとカタログを取り上げて、パンフレットおよびリーフレットとの違いを解説します。

パンフレット・リーフレットとチラシの違い

チラシは、1枚の紙に伝えたい情報を集約した印刷物です。セールやイベントの告知など、多数の人に即時の行動を喚起するような情報発信をしたい場合に主に使われます。そのため、チラシの内容は伝えたい情報をセンセーショナルかつシンプルに表現していることが多いのが特徴です。たとえば、特売セールの開催を知らせるチラシなら、商品名と商品画像、そしてセール価格が紙面のほとんどを占めます。

チラシのこうした特性は、複数の紙を中綴じして体系的に情報を伝えるパンフレットとは非常に対照的です。一方のリーフレットとは、紙を1枚だけしか使わないという点では同じですが、リーフレットが紙を折り畳んでページ分けをするのに対し、チラシは基本的に紙一面で情報を伝える点が異なります。

もちろん、チラシも折り畳まれることはありますが、それはポストへ入れやすくするためなど、配布する上での都合が主な理由です。そのため、ページの区分けを前提にして情報の伝え方やレイアウトなどを考えるリーフレットと違い、チラシの折り目にデザイン上の意味などは特にありません。

ページ数で言えば、リーフレットが4ページ以上になるのに対し、チラシの場合は片面だけの1ページか、表面と裏面の2ページです。スーパーの特売用チラシなどを思い起こすと分かりやすいですが、チラシの場合は表面と裏面どちらを先に読んでもあまり違いがないことが多いため、「ページ数」という考え方自体がそぐわない面があります。

チラシは一枚ものの印刷物という手軽さから、街頭でのサンプリングやポスティング、新聞折り込みなど多種多様な配布方法に適しています。コストの面でもパンフレットやリーフレットより安く済ませることが可能です。その一方で、チラシの場合は、その手軽さから不要と判断されるとすぐに捨てられてしまうという特徴ももっています。

パンフレット・リーフレットとカタログの違い

カタログは、多くの製品・サービスの情報を一覧形式でまとめたもので、パンフレットと同じく複数の紙で作られます。パンフレットでも製品・サービスの情報を扱うことはありますが、その主な目的は製品・サービスに関する顧客の知識を深めることです。それに対し、カタログの場合は、製品の型番や性能、サイズ、価格など、購入段階で直接的に必要となる情報を載せ、注文につなげるのが主な目的です。そのため、訪問営業時に使用する、顧客に渡して手元に置いてもらい必要な時に注文してもらうなど、さまざまな使い方ができます。

特に自社製品・サービスを紹介するカタログでは、数百ページになることも珍しくありません。ですので、簡易的に中綴じしているパンフレットとは異なり、カタログの場合は長期間保存できる意味でもしっかり製本されているケースが多く、その分、コストも高くなりがちです。また、情報量が多いカタログほど分厚く重いため、かさばりやすくなるデメリットもあります。

紹介した印刷物では、一般的にチラシ<リーフレット<パンフレット<カタログの順でコストが高くなり、載せられる情報の量も同様の順です。そのため、どの印刷物をビジネスで用いるかは、伝えたい情報の量、コスト、配布方法など、多角的に考慮することをおすすめします。

アスクルの印刷サービス「パプリ」について

ビジネス目的で印刷物を用意したい場合には、アスクルの印刷サービス「パプリ」の活用がおすすめです。パプリではチラシから冊子まで、さまざまな種類の印刷物が作れます。紙質やサイズなども豊富な選択肢の中から自由に選べるので、目的や活用シーンにあわせて最適な印刷物を作ることが可能です。

また、パプリでは印刷物のデザインもサポートしています。印刷サイズなどに応じた無料のデザインテンプレートを提供しているので、印刷物作成のノウハウに不安のある企業でも魅力的なものを作ることが可能です。さらにパプリでは、中綴じ冊子印刷なら小ロット10部から注文可能など、少量注文に対応しており、必要な時に必要な分だけ印刷物を用意できます。折パンフレット印刷(リーフレット)でも厚みのある紙でさまざまな仕様のリーフレットが作れ、会社案内や説明書、メニュー表作りに役立ちます。このように、パプリは多種多様な印刷物に対応し、印刷物を用いた企業の情報発信を力強くサポートします。

チラシ・フライヤー印刷

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中綴じ冊子印刷

綴じ無し冊子印刷・スクラム製本

まとめ

パンフレットは複数枚の紙を中綴じした印刷物です。対して、リーフレットは1枚の紙を折ってページ分けしているという点に主な違いがあります。この特徴は、記載できる情報量、コスト、携帯性、用途など、さまざまな違いに結びつきます。そのため、印刷物を作成する際は自社ニーズを明確化し、どちらの形式がふさわしいか検討することが重要です。